転勤族の皆さん、マイホームの夢を抱いたことはありませんか?
賃貸マンションではなく、これからずっと住み続けられる理想の家があれば、のびのび子育てできるかもしれない・・・
こんなふうに感じている転勤族の方も多くいらっしゃると思います。

我が家ももう何年もマイホームへの憧れを抱き続けています。
この記事では、転勤族がマイホームを建てる時に必要なことについてまとめています。
- ずっと賃貸暮らしは嫌
- 転勤族だけどマイホームが欲しい
- いつマイホームを建てたらいいのかわからない
- 今できることはないか知りたい
こんな悩みを持つ方はぜひ最後まで読んでみてください。
結論から言うと転勤族がマイホームを持つことは現実的に困難です。それは、転勤族は引っ越しを繰り返しながら生活をしなければならないからです。
マイホームを建てるタイミングは、子供の進学や転勤のタイミング、退職時など人それぞれ。今はマイホームを持つ事が出来なくても、今後どこかのタイミングでマイホームを建てることになるかもしれません。転勤族である私たちが今できることは、購入のタイミングを話し合うことと、マイホームを建てた後の選択肢を出しておくこと、出来る限りの情報収集を行うことではないでしょうか。
土地やハウスメーカー情報、実際に建てた人の口コミ、マイホームを持った方の暮らしの変化など、常にアンテナを貼って情報を集める事がとても重要です。
- 転勤族のマイホームについての悩みを解決できる
- 転勤族がマイホームを購入するにあたり大切なことを知ることができる
- 転勤族でマイホームを購入するために、今やるべき事を知ることができる
目次
転勤族がマイホームを立てるタイミングは?
子供が小学校に入学する前
子供のことを優先した選択肢の一つが「小学校入学前」のタイミングです。友達作りや勉強のことを考えたときにも、このタイミングで購入する方は多いといえます。
しかしこの場合、子供が今後引っ越しをしないことを前提としている事が多いので、辞令が出た際にはパパは単身赴任を選択するのが一般的です。
今の転勤先で子育てを始めた方やある程度のコミュニティが出来ており、今後もこの場所で暮らしていきたいと考えている方はぜひ、検討してみてください。
\あわせて読みたい/子連れ引っ越しのタイミングは?子連れ引っ越しで気をつけること
マイホーム建設予定地に転勤になった時
マイホームを建てたい場所に転勤になった時は、マイホームを建てるタイミングであるといえます。しかしこの場合、万が一転勤になった時に他の家族がついていくのかどうかをしっかりと考えておく必要があります。マイホームを建てたい場所に戻ってくる時期が分かっていれば心配はいらないのですが、いつになるか分からないという方は購入に踏み切る良いきっかけになります。
転勤族である以上、いつどこに転勤になるかは予測が出来ません。マイホームを建てたい場所がある程度決まっている時には、転勤の場所やタイミングによって購入を検討してみてください。
退職時
退職に合わせてマイホームを購入する方もいらっしゃいます。会社によっては、住宅補助などがある場合もあるため、補助を利用しながら、出来る限り貯金を増やし、定年退職後に一括で住宅を購入するという方法です。
- 転勤の不安もなく
- 一生住み続けられる
- ローンを組まなくて良い
- 好きな場所にマイホームを建てる事ができる
- 余生を安心して過ごすことができる
このようなメリットもありますが、退職までかなり長い期間引っ越しを繰り返さなければならないというデメリットもあります。子供も一緒であれば転校をせざる終えません。
転勤族でありながらマイホームを建てた人の事例
賃貸に出すことになった事例
結婚以来暮らしている、慣れ親しんだ場所でマイホームを建てたAさん。
地元とは違う場所だったが、結婚後子どもも生まれ、おそらく転勤もまだ数年はない予定で、今後も今の場所で暮らしていきたいと思っていたのが購入の理由。しかし、翌年突然の転勤辞令。
子供もまだ小さく家族は一緒にいたいとの思いから、マイホームは賃貸に出して家族で引っ越し。その後も転勤を繰り返しており、マイホームは借主を変えながら賃貸に出している。
賃貸に出すときもなかなか借り手が見つからず、空室のまま数ヶ月間ローンだけを払い続けたり、そもそもの希望価格で出せなかったりと、いくつもの問題に直面している。今後どのタイミングでマイホームに戻るのか検討中。
予想外のタイミングで単身赴任になった事例
Bさん家族は、数年間転勤を繰り返したが、偶然にも今の転勤先が地元(マイホーム建設予定地)だった。子供も小学校に上がり、親も近い、今の状態を維持していきたいとの理由からマイホームを購入。しかし、建築中にまさかの転勤辞令。
一家で転勤先についていくことも考えたが、いずれは買うであろうマイホーム。やはり、戻ってくる場所があった方がいいと考え、パパはマイホームに住むことなく、単身赴任になった。これから続く単身赴任生活に不安を抱いている。
以上2つの事例からも分かる様に、転勤族がマイホームを持つことにはデメリットが生じるのも確かです。
- 住宅ローンと家賃の二重払い
- 単身赴任になる可能性
転勤がある以上、その後の計画もしっかり見据えた上での判断でないと、マイホームを持った後に後悔してしまうことになりかねません。そのため、このことをしっかりと考慮した上でマイホーム購入に踏み切る必要があります。
また、転勤族全体のうち単身赴任の占める割合は4人に1人以上と、かなり高い割合であり事がわかります。
- 子供の成長を近くで感じる事が出来ない
- 一緒の時間を共にする事が出来ない
- 二重生活による金銭的負担
など、単身赴任には多くのデメリットがあります。会社によっては家賃補助が出る場合もありますが、金銭的な負担が大きくなることに違いはありません。

夢のマイホーム。後悔するのは避けたいですよね。
転勤族のマイホームこんな考え方もあり?
「リセールバリュー」という言葉をご存知でしょうか。一度購入した物を売る時の価格のことを指します。転勤を理由に、将来手放すことを考えているのであれば、リセールバリューを考える必要があります。
マイホーム購入に関してリセールバリューを考えるのであれば、過去の売却事例をチェックするということが大切です。戸建てマンションどちらにしても、物件は築年数に応じて資産価値が減少します。そんな時に注目すべきは、将来売る時に、建物が古くなっても資産価値があるかどうか、ということです。
マイホームを立てる場所は数年でどれだけの価格変動(流動性)があるのか、同じ地区の一戸建てやマンションを対象に、過去の売却事例を確認してみてください。人気な立地であれば、築古でも比較的売却がしやすいとされています。しかし反対に、人気のない立地物件となれば、資産価値は想像以上に減少し、大きく損をする可能性があるということです。
マイホームを万が一手放さなければいけなくなったときのことを考え、「売れる家を作ること 』も転勤族のマイホーム作りの選択肢の一つではないでしょうか。
転勤族の私たちが今出来ること
転勤族だからマイホームを持つのが不安
初めての土地は良い環境か判断できない
転勤族であればこの様な不安を抱くこともあります。転勤族に起こりがちな、マイホームに関する心配や不安を抱いているなら、今だからこそ情報収集を徹底しましょう。何も情報がない中で、時間だけが過ぎていくのはとても勿体無いですし、不安ばかりが大きくなってしまします。

住宅展示場には子供にも嬉しいイベントもたくさんありますよ!
【まとめ】転勤族でマイホームを建てる上で大切なこと
今回は、転勤族がマイホームを建てる時に必要なことについてまとめました。転勤族のマイホーム購入において大切なことは以下の3点です。
- マイホーム購入のタイミングをしっかりと話し合うこと
- 購入した後の家族計画をしっかりと建て、突然の辞令にも対応できるよういくつかの選択肢を出しておくこと
- 出来る限りの情報収集をすること
→将来的に売却しやすい資産価値の高い物件(駅近、間取り)
→住環境を優先し、自分が住み慣れた住みやすい物件、家族の生活スタイルに合わせた自分好みの物件(都心から離れた緑の多い静かな住環境、利便性は悪いが実家に近いなど)
このように、それぞれの選択肢によって、土地や物件の特徴など、マイホーム計画も大きく変わってきます。このことを考慮しつつ、我が家にはどの方法がいいのか、今一度考えてみてくださいね!

憧れのマイホームを手に入れるその時まで、今出来ることを少しずつ進めておきましょう!