あなたは今、どんな場所で子育てをしていますか?
都会暮らしや田舎暮らし、転勤族であれば自分の意思にかかわらず、様々な場所で生活することを余儀なくされます。
都会で生活していると、駅にはたくさんの人が行き交い、毎日朝早くから満員電車で通勤しているパパ・ママをたくさん見かけます。
保育園の子ども達はマンションの一室で遊び、園庭もなく、車の多い道路を横切りながら公園へ向かい、給食室もない・・・
田舎育ちの私にとって全ての光景が衝撃でした。
小さい子でも電車にちょこんとお利口に座って乗っている光景を見た時はもう、

子どもって座って電車に乗れるの!?すごすぎる・・・
唖然としたのを覚えています。
確かに、都会には楽しめる場所はたくさんあります。
電車に乗ってしまえば、どこへでも行けます。
この記事では、転勤族として暮らして感じた都会での子育てのメリットデメリットについて書いています。

都会での子育てを辛いと感じている方に「こんな考え方もある」ということをお伝えできればと思っています。
目次
都会で子育てして感じたメリット
電車でどこでも行ける
電車に乗ってしまえば、どこへでも行けます。
関東圏内であれば、ディズニーランドへだって車で1時間程でしょうか。
都会には楽しめる場所がたくさんあります。
子どもが小さければ、「気軽に」とまではいきませんが、電車好きな子であれば、電車に乗ってお出かけするだけでも一大イベント!
それだけでとっても貴重な体験です。

泊まりで行く場所だったディズニーランドに日帰りで行けたのには感動しました。
整備された大きな公園がある
都会で自然を感じるのは少し難しいですが、少し足を伸ばせば、整備された大きな公園がいくつもあります。
施設も充実しており、子連れには嬉しい無料で行ける場所も意外と多くあります。
休日には、お子さんと一緒に出かけて、たくさんの自然探してみてください。
いろんな観光地に行ける
都会はお出かけする場所がたくさんあります。
テレビで見るおでかけスポットに行けることもメリットの一つ。

テレビでよく見るお出かけスポットは、我が家には行けない場所だと思っていました(笑)
子ども達とテレビを見ながら、
「ここ行ったね!今度ここ行こうね!」
こんな会話をするのはとても嬉しい時間です。
子連れに優しい
引っ越してきて最初に驚いたのは、おじちゃんおばちゃんがよく声をかけてくれること。
住む前は、都会に冷たい印象を持っていましたが、私の思っている以上に都会は子連れに優しい場所でした。
抱っこ紐をしながらスーパーで買い物していても、声をかけてくれたり、カゴを運んでくれたりと、小さな気遣いにとても救われます。

子育てが辛い時には、人の優しさが胸に染みますよね。
人を気遣って生活するようになる
都会は人が多い分、制限も多いです。
公園ではブランコを譲り合ったり、子ども達同士でもお互いに譲り合いながら生活しています。
引っ越してきてすぐは、変に人目を気にしてしまっていましたが、人が多いということはその分、周りの人を思い合って行動するようになる、という大きなメリットもあることに気付くことができました。
子どもは、なるべく田舎でのびのび育てたいと思っていた私。
しかし、子どもながらに考え行動している様子を見ると、都会での子育てもたくさん学ぶことがあり、なかなかいいなと感じています。
お互いに譲り合ったり、人を思いやる気持ちが育まれる環境にあることは、都会ならではのメリットです。
都会で子育てして感じたデメリット
我が家は今、首都圏で生活をしています。
関東に引っ越してきて数年になりますが、最初の一年は人の多い生活になかなか慣れることができませんでした。
どこに行っても人が多くて、人の目を気にしなきゃいけないし、子育てをしにくい街だな・・と感じたのが私の正直な感想です。
物価が高い
家賃、食料品、幼稚園の入園料など、田舎と比べて高いものが多くあります。
特に子育て世帯であれば気になるのは幼稚園事情。

幼稚園の入園料、はっきり言ってばか高いです(笑)
入園料だけで十数万するのを知ったときの衝撃は今でも覚えています。
転勤族ともなれば、突発的な引っ越しはつきもの。
必要経費とはいえ、一年通えるかも分からない場所に高いお金を払うのは少し抵抗がありました。
近隣の騒音問題
都会暮らしであればマンション暮らしの方が多いかと思いますが、人の多い場所でのマンション暮らしはとても大変。
子育て世帯であれば、赤ちゃんのぺたぺた可愛らしいハイハイの音にも気を使わなければならない場合もあります。

動きたい盛りの子どもを騒音問題だけで叱ってしまうのは、とても心苦しいですよね。
保育園待機問題
これは地域ごとに差があると思いますが、都会では(特に駅近に住んでいる場合)共働き世帯も多くいます。
そのため、毎年のように新しい保育園ができていますが、それでもなお待機児童問題は解消されていません。

私自身、末っ子が待機児童になり二年目突入。もしかしたらこのまま保育園に入れないかもしれません。
災害時の食糧不足
備えあれば憂いなしという言葉通り、万が一の災害に備え、きちんと備える必要はありますが、大勢の人が一度に動くとなるとお店側の対応が追いつかないことも。
人が多い分、災害が起こった際の人々の混乱ぶりが顕著に現れます。
二年ほど前、関東に台風が接近した際、突然食料品や日用品がスーパーの棚からなくなったのには驚きました。
以前東日本大震災の時にも同じような現象が起こったのをニュースで見たのを覚えています。
直接災害が起こらなかったとしても、災害時に大きな打撃を受けてしまうこともデメリットの一つです。
どこに行っても人が多い
お出かけする場所がどこであっても、とにかく人が多いこと。
車でも電車でも、例外はありません。
また、車であれば必ず駐車場代がかかってしまいます。
我が家は子どもの人数が多いので、車を使ってお出かけすることが多いですが、都会での子育て、車はかえって不便です。
連休ともなれば大渋滞に巻き込まれて痛い目に遭うことも。

引っ越してきてすぐGW、近場へお出かけしていたところ、帰省ラッシュと重なりかなり辛い思いをしました・・・
都会の子育てで大切にしていること
都会の子育てで重要なことは、いろんな人と関わることです。
都会での子育てを辛いと感じている方は、
- 気持ちを共有する仲間がいない
- 人が多いのになぜか孤独感を感じてしまう
こんな理由からではないでしょうか。
日中子供と一緒の生活をしている方であれば尚更、そんな気持ちになってしまうこともあるかもしれません。
私が引っ越してきてすぐに「都会の子育てが辛い」と感じたのは、恐らく自分の悩みを打ち明けたり、気軽に愚痴を言い合える仲間がいなかったから。
知り合いができてからは、都会で子育てするいい面にも目を向けられるようになりました。
恐らく転勤族として生活していなければ出会えなかったであろう、たくさんの人と知り合うことができます。
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【まとめ】都会での子育てを辛いと考えているあなたへ
転勤族であれば自分の意思とは関係なく都会暮らしを余儀なくされます。
都会での子育ては制限も多く、大変なこともたくさんあります。
それでも
- 電車でどこでも行ける
- いろんな観光地に行ける
- 整備された大きな公園がある
- 子連れに優しい
- 人を気遣って生活するようになる
少し見方を変えるだけで、いろんなメリットも見えてきます。
ここで大切なのは、その土地その土地を楽しむ気持ちです。
都会での子育ては田舎とは違う苦労がたくさんあります。
人が多いが故、子どもに我慢させなくてはならない場面もたくさんあります。
そん中でも、少しでも、
都会での子育て楽しい!
そんな風に感じることができたら嬉しいですよね。
今までの景色が変わり、いつもの日常もワクワクしてくるのではないでしょうか。
田舎ではなかなか乗らない電車に乗ってお出かけしたり、たくさん歩いてお散歩したり。
子どもと一緒に楽しめる施設を利用したり、自然が少ない分積極的に自然を探しに出かけてみてもいいかもしれません。
大変なことの多い、都会での子育て。
この場所で何ができるか、ここに住んでいるからこそできることを、お子さんと一緒に探してみてはいかがでしょうか?

それではまた、この辺で。