今日は、転勤族の我が家がマイホーム購入に至った経緯を振り返ってみようと思います。
転勤族生活を始めて丸10年。この度、やっとやーーーーっと、マイホームを購入しました!

決まる時には、決まるもんだな・・
当事者である私も驚くほどのスピードで、マイホーム計画が終わろうとしています。“決まるときは、スッと決まる”これが身をもって体感したことです。
目次
そもそも郊外の注文住宅希望だった我が家
我が家のマイホーム計画、ここでざっくりと振り返ってみます。
2021年1月から本格的な土地探しを始めた我が家は、マイホーム計画を始めて丸2年になります。一度は土地を契約し、注文住宅を建てようと決意するも、断念・・

その後は一旦マイホーム熱が下がるも、将来地元へのUターンは決めていたので、再びマイホーム探しを始めました。(この時も時期は未定)
ただ、1000km以上離れた場所に住んでいることもあり、そう簡単に決まるはずもなく・・・ただただ時間だけがすぎていきました。


家を買いたいけど、簡単に見に行くこともできないな・・
この時は既に、注文住宅の選択肢は外れ、マンションor建売or中古戸建てに絞って検討していました。理由は、注文住宅では時間がかかりすぎてしまうこと、エリアを郊外ではなく、中心部に絞り始めていたのでそもそも予算が合わなくなったからです。
マイホーム計画を少しずつ再開していたその頃、両家の親が1週間ほど関東の家に遊びにきてくれることに。2022年秋頃のことでした。
夫の気持ちが固まる
とても楽しそうに祖父母と遊ぶ子供たちの姿に、夫の決意が固まりました。

やっぱりおじいちゃんおばあちゃんと一緒に過ごす時間はとっても大事だし、大切にしたいよね。やっぱりそろそろ戻ろうかな!
小さい頃からおじいちゃんっ子で育った夫のこの決意が、我が家のマイホーム計画を超スピードで進展させます。
とはいえ、できることといえば、ネットでの物件探しくらい。夜な夜なSUUMOを見ては、夫婦で話し合いを重ねました。

ここなんて、どう?

う〜ん・・このエリアならこっちの方がいいと思うけど?
そんな話し合いを続けていた私たちでしたが、お正月の地元帰省に合わせ、建売の内覧予約を何件か入れることに。エリアを絞りきれてなかったこともあり、この時はまさか、”この帰省で家を決めることになる”とは想像もしていませんでした。

色々変わっているだろうし、エリアの雰囲気を見てみたいよね〜!
本当にこれくらいの気持ちだったと思います。少なくとも私は。
内覧1件目(物件A)
そんなこんな、久しぶりの物件巡りに心躍らせ、実際に見学させてもらうことに。初めて行くエリアだったので、まずはエリア全体の雰囲気をしっかりとチェックしました。
ご近所さんの様子や周辺の交通量、小学校までの道のり、近所の公園のトイレや遊んでいる子供たちの様子などなど。

静かでいいところだね〜!
これが私の一番最初の感想でした。
家の間取りはあらかじめ把握していたので、内覧時には、間取り図と照らし合わせながら見ていきました。

・・・ここ、いいかも!!!!
内覧の後、まさかまさかの夫の反応。夫の言葉に、私は正直耳を疑いました。なぜなら、このエリアは駅からも遠く、毎日通勤する夫はあまり前向きではなかった場所。間取りに関しても、可もなく不可もなく、といった様子だったからです。
そんな夫が気に入った理由は、なんと言っても最も重要視していたリビングの日当たり。南面にほぼ車の通らない広めの道路、その奥にアパートの駐車場が続いており、20m以上は視界が抜けているリビングが気に入った様子でした。
反対に私は、物件自体にはあまりいい印象を受けませんでした。

確かに日当たりはいいけど、間取りはあんまり好きじゃないな・・・
これが私の正直な感想。毎日家事をこなす私にとっては、リビングでくつろぐことより、家事導線が一番!

洗濯干す導線悪いな・・玄関に物が散らかりそう・・
どうしても使い勝手の悪い間取りにあまりいい印象を持てずにいましたが、同じ日に他の方の見学が2組入っていることを知った夫は、この物件を申し込んで、押さえておきたいと言い出しました。

えっ、えええーーー!?!?!もう!?!?
営業の方もびっくりでしょうね。関東の方が帰省ついでに見学しにきたと思ったら・・・申し込むと言い出すんだから(笑)

先着順なので、抑えることはできます。手付金の振込前であれば、キャンセルもできますよ。
控えめな担当の方に言われるもんだから、夫もその気だし・・

えええ〜〜〜周りの環境は確かにいいけど、この家住みずらそうだよ・・・

そうかな?とてもいい物件だと思うけど。多少の予算オーバーもこれくらいは想定内だし、こんな気に入る物件建売でそうそうないって!
まあ、実際そうかも知れません。SUUMOで毎日チェックし続けたので、予算含め、建売の販売状況はある程度把握していました。

・・・っていやいや、そもそもあんたマイホームいらんって言ってたやん(笑)
この時の夫はめちゃくちゃ前のめりでした。元々は、私が夫を説得する形でマイホーム計画を始めたのですが、この時には立場が逆転していました。
何かと理由をつけて申し込みを渋る私と、抜群の日当たりの良さに惹かれて申し込みたい夫。ただ、さすがに1件目で申し込むまでの覚悟はできなかったので、一旦保留に。

次の人が申し込んだら、縁がなかったと思おう!
とりあえず、勢いでの申し込みは免れたので(笑)焦る夫をなだめつつ、次の物件へと向かいました。
内覧2件目(物件B)
その足で、物件Aから車で20分ほどの場所にある他のメーカーの物件を見学することに。このエリアは、物件Aエリアより地価が高いということもあり、物件Aとほぼ同じ金額でもリビングが狭い!
それを承知の上で見学したんですが・・五人家族の私たちには狭すぎるとの理由で却下。

リビング16畳・・・思った以上に狭かった!
2件目の物件を内覧させて頂き、改めて”家族で集まるリビングの重要性”を感じました。広さや日当たり含め、我が家がマイホームに一番求めているものは、”リビングは、家族で集まれる心地よい場所であるか”ということ。実際に物件を見学することで、よりその思いを強く感じるようになりました。
内覧3件目(物件C)
3件目は、物件A・Bがあるエリアからは少し離れたベットタウン。このエリアも、元々は選択肢に入ってなかった場所でした。
物件に関しては、1〜2年ほど前から気になっていたビルダー(建売専門業者)のもの。

希望のエリアに、ここの会社の物件が出たら買いたい!
物件探しを始めた2年ほど前から夫と共にそう強く思っていた、とても魅力のあるビルダーでした。
実際に見学をさせて頂いても、やっぱり素敵で、まさに自分の思い描いていた理想の家。ただ、物件は素敵でも私の気持ちは前向きになれませんでした。

この場所で生活するイメージが全く湧かない・・・
そう、自分でも不思議ですが、この場所で暮らすイメージが全く湧かなかったんです。初めて訪れる場所でこれからの暮らしをイメージする方が難しいかもしれませんが、物件Aは周辺環境が良く、初めて訪れた時もなんだかワクワクする感覚を持ちました。

この場所に住んだらこんな暮らしができるんじゃないかな・・?
そんなイメージがすぐに湧きました。
3件目の内覧では、間取りや内装、設備など物件自体はとても魅力のあるものでしたが、エリアの雰囲気がしっくり来ず却下となりました。
内覧終了後、もう一度物件Aに戻る
この日予約していた全ての内覧が終わった頃にはもうすでに夕方・・・物件Aの申し込み状況に変更がないか電話で確認後、もう一度見せてもらうことにしました。

俺らの後に見学に来た方の申し込みも入らなかったし、他と比べても俺はやっぱりここがいいと思う!

えーでもこの家、ここがやだし、ここも気になるし・・・
結構渋ったと思います。かなりめんどくさかっただろうな・・(笑)だって、私にはどうしても家事をしやすい家には見えなかったから。
こんなやりとりを繰り返しながら、最後は夫が私を説得する形で私たちはこの物件Aを申し込むことにしました。

よくも悪くも、結局我が家の決定権は夫にあるということですね(笑)
まさかのまさかの、内覧1件目での申し込み。この急展開には、当事者の私が一番びっくりしました。
申し込み段階とはいえ、まさか一日で決まるとは思っていなかった私たち。次の日にも他の内覧の予約をしていたので、物件巡り二日目に続きます・・・
※ちなみに、二日目も物件を巡りましたが、私たちが契約したのは結局この一件目の物件Aでした。

それではまた、この辺で。